Meteon メテオン
2019 サウンド・インスタレーション
作品名の「Meteon」はMeteorology(気象学)とOn(音)を組み合わせた造語で、地球の大気が太陽エネルギーによって暖められ循環するようにこの作品も気化熱によって循環運動を続けます。気象学は大気の状態を研究する学問であり気象予測に応用され、また膨大なデータからカオス理論を導き出すなどの側面も持っています。このインスタレーションでは、石、貝殻、豆、米などが出す様々な音が長い無音を伴った空間にときおりランダムに響き、ガラス・オブジェクトの繰り返される動作は永久機関のように見えます。またオブジェクトのガラス球は外気から遮断されているため内部は独自の環境の小さな架空の惑星のようでもあり、そこではカオスのリズムが創り出されています。 |
2019 <ミヅマアートギャラリー> - 市ヶ谷、東京 |
2020 数寄景 <三菱地所アルティウム> - 天神、福岡 |